テレビの省エネ!どれだけ省エネ・節約できるのか?
近年「脱炭素社会」「省エネ」「SDGs」「節電」「自家発電」…といったような言葉をよく耳にしますよね。
自分も省エネやエコ活動に貢献していきたい!とは思うけれど、具体的にどういうことをしたらいいかわからない…という方も多いのではないでしょうか。
「身近に、手軽に、省エネ活動ができたらいいのに…」
そこで今回は「テレビの省エネ」についてご紹介していきます!
「テレビの省エネ」と聞くと皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
テレビを見ていないときはこまめに消す、寝落ちなどの原因で消し忘れをしないように注意する、、、といったように具体的な方法がなかなか思いつかないですよね。
今回は、テレビに予め搭載されている機能から、皆さんが使用されているテレビでも実践ができる方法まで、様々な省エネ方法を紹介していきます。
各テレビメーカーの打ち出している省エネ方法をご紹介!
まずは、各企業が紹介しているテレビの省エネ方法をご紹介します。
【シャープ】
■テレビ
・テレビを消すときは主電源からオフ
リモコンの電源ボタンでオフにし、待機状態にするのではなく、主電源ボタンでオフにすることで待機時間の消費電力を抑えることができる。
・無駄な切り忘れを防ぐため、オフタイマー機能・無信号オフ機能・無操作オフ機能などの活用
・画面の明るさや音量を適切に調整
明るさや音量を抑えると節電につながる。
■BD/DVDレコーダー
・再生・録画等をしていないときは、レコーダーの電源を切る。
レコーダーを使い終わった後は、レコーダーの電源を切り、テレビのチューナーに入力を切り替えて視聴する。
・クイック起動(一発起動)設定を「しない」に設定することで、待機時消費電力を節電
クイック起動(一発起動)設定を「する」に設定しているときは、待機中も本体内部の回路が働いているため、「しない」に設定した時より消費電力が増加する。
・長時間使用しない場合は、コンセントから電源プラグを抜いておく
⚠ただしコンセントから電源プラグを抜くと、予約録画ができなくなるため注意が必要です。なお、電源プラグを抜くときは本体が動作していないことを確認してから行ってください。
・「エコモード」スイッチのある機種では、「エコモード」を活用
「エコモード」は電源”切”のときに待機電力を抑える機能(モード)である。
【ソニー】
・明るさセンサーの利用
部屋の明るさに合わせて、画面の明るさを自動調整する機能。見やすい明るさで、無駄な消費電力を抑えることができる。
・人感センサー
人感センサーが人の動きによる温度変化を感知し、テレビの前から人が離れれば消画状態になる。再び人の動きを感知すると自動的に画面がオンに戻る。また、30分間動きがないとスタンバイ状態になる。
・インテリジェント人感センサー
ブラビアが人の顔や動きを感知して自動で消画したり、近づきすぎをアラームで知らせたり、さらに、人のいる位置を検知して音声と映像を最適な状態に自動調整します。
・主電源スイッチ
主電源スイッチで電源を切ると、電源コードを抜かなくてもスイッチ一つで手軽に電力をほぼ0Wに抑えることが可能になる。
・Ecoパネル制御
LEDバックライトとパネルを高精度に制御し、低消費電力と引き締まった黒を実現。
【三菱】
・明るさセンサー
部屋の明るさに応じて、画面の明るさをセンサーで自動調整する機能。必要以上に輝を上げる無駄がなく、省エネに貢献できる。
・視聴者設定
お子様やご年配の方など、視聴者に合わせて画面の内容に適した明るさや色味に自動調整する。
・ECO画質設定
一度で「映像モード」「明るさセンサー」「視聴者設定」「明るさ順応設定」を消費電力の少ない画質に切り替えることができる。
・ECOメーター&ECOモニター
省エネ設定時と省エネ設定を行わない場合を比較して、どのくらい電気代やCO₂の排出が削減できたかを累積で表示する。
・LEDバックライト
このLEDバックライトの採用で、コントラストの向上と省電力化を実現。
・センサー節電
部屋の電気が消えて真っ暗になると自動で電源をオフにする。
・無信号時電源オフ
放送が終了し無信号状態になったら、約10分後に自動で電源をオフにする。
・無操作時電源オフ
無操作状態が約3時間以上続いたら、自動で電源オフにする。
・主電源(切)時0W
主電源(切)時は消費電力が0Wになり、待機消費電力を抑えることができる。
【パナソニック】
・エコナビ
標準の設定に対して、約5%消費電力を削減することができる。(おすすめ設定)
部屋の明るさを検知して画面輝を制御できる。(明るさオート)
無信号10分で電源オフ(無信号自動オフ)
使用していない接続機器を自動でオフする。(こまめにオフ)
テレビ(ビエラ)に連動し、自動でディーガの電力を抑える。(ECOスタンバイ)
リモコンの「節電視聴」ボタンで画面の明るさを調整
・省エネ性能を追求するためにLEDバックライトを採用。映像信号回路の集積化を図る。環境にも家計にも配慮した省電力設計。
以上のように、企業によって様々な省エネ方法があります。
「画面の明るさ調整」などは簡単にできることなので早速実践してみてください。
実際どれだけ節約できる?省エネ対応機種と未対応機種の電気料金と電力消費量の差を徹底比較!
ここまではテレビの省エネ方法をご紹介しましたが、、省エネといっても一体どれだけの電力消費を抑え、電気代はどのくらい節約できるのなのでしょうか。
それでは、三菱LB3シリーズの省エネ対応機種(32Vサイズ)と、シャープAQUOSの省エネ未対応機種(32Vサイズ)を比べてみましょう。
※以下1日にテレビを使う時間を8時間として計算しています。
・三菱LB3シリーズ省エネ対応機種
消費電力59W(↓WからkWへ変換)
0.059(kW)×8(時間)×27(円)*=12.744円
・シャープAQUOSの省エネ未対応機種
消費電力64W
0.064(kW)×8(時間)×27(円)=13.824円
◎エネルギー使用量の削減量(kWh):電力量(kWh)=消費電力(kW)×時間(h)
省エネ未対応機種(0.064kW×8h)-省エネ対応機種(0.059kW×8h)=0.04kWh
◎使用料金減額目安:13.824-12.744=1.08円(月々32.4円)
以上のように省エネ対応機種の場合、エネルギー使用量の削減量は0.04kWh、使用料金減額目安は1日1.08円、1か月32.4円となります。
わずかな金額ですが、こうした節電の積み重ねが大事です!
気軽に省エネできるテレビはどうやって選んだらいい?
今回ご紹介した省エネには、「人間の行動によってできる省エネ」と「機器に搭載されている省エネ機能」がありました。新しくテレビを購入するのであれば、テレビ自体に省エネ機能が付いていた方がいいですよね。しかしテレビを購入する際に、どのような基準で選んだらいいのか、迷う方も多いかと思います。
そこで、判断基準として参考になるのが「統一省エネルギーラベル」です。
統一省エネルギーラベルは、省エネ基準達成率に基づいて、電化製品の評価を示したラベル】のことで、年間目安エネルギー料金が表示されています。
テレビ購入時の1つの指標にしてみてはいかがでしょうか。
下記のURLに、詳しい内容が記載されていますので、ぜひ合わせてご覧ください!
「テレビの省エネ」と聞くと、一見できることが少ないように思えますが、実際は様々な省エネ方法がありました。
皆さんもぜひ、身近なところから「テレビの省エネ」をはじめてみてください!
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