エナッジを現場に浸透させるために行った具体的な対策とは?【インタビュー】ジョイフル本田様導入事例

ジョイフル本田は、北関東圏内を中心に展開するホームセンターです。日用品やDIY用品、キャンプ用品など、幅広いジャンルの商品を多数取り扱っており、生活提案や地域社会に貢献する企業として人気を誇っています。

多くの企業が脱炭素に向けた取り組みを実施するなか、ジョイフル本田ではAIが省エネアクションを提案する「R.E.A.L. E-nudge(以下エナッジ)」を導入しました。

本記事では、エナッジ導入後の変化や工夫したことについて守谷店 店長の福田様にお話を伺いました。

福田店長

―まずは「脱炭素」についてお伺いいたします。「脱炭素」というワードは元々意識されていましたか?

はい。もちろん聞いたことはあります。ただ、「具体的に何か意識したり行動したりしたか?」と聞かれると自信がないです。なので、今回エナッジを導入することで、店舗で取り組める脱炭素に挑戦できるのではないかと考えています。

店舗では環境を価値としたエコ商品やSDGs関連の商品も多数扱っており、我々は物を売るだけでなくライフスタイルの提案をしてきました。店舗での脱炭素推進によって、従業員の意識を高めお客様へのエコなライフスタイル提案に活かしてもらいたいと考えました。

―エナッジの利用シーンを教えてください。

守谷店では、朝礼で省エネアクションを毎日確認しています。

エナッジを導入して終わるのではなく店長・副店長が発信することで、従業員一人ひとりが省エネを意識できるよう工夫しているのです。

朝礼がある度に「今日のエナッジ」として当日推奨されたアクション項目を読み上げるようにしています。大きな朝礼は朝と昼の2回実施していますが、パートさんの出社時間に合わせて少人数でも実施しています。

また、従業員が誰でもあとで見返せるように社内連絡ツールを使って共有しています。もちろんエナッジの画面を見れば、内容は一緒ですけど、意識付けですよね。これらを毎日反復していき省エネ活動が当たり前の組織になることを今後も期待しています。エナッジの画面

―エナッジを導入してからの変化はありましたか?

エナッジを導入後は、冬季でしたがエアコンが高い温度に設定されなくなり、常に適温である20〜22℃を保てるようになったのです。担当者を決めるわけでもなく、従業員一人ひとりが自主的に取り組めるところに嬉しい変化を感じているようです。

以前は設定温度25〜26℃が当たり前でしたが、今では20~22℃に収まるようになりました。昨日は寒かったですが、22℃を超えていないんです。エナッジの項目を共有しているため、省エネを意識する人が増えているのかもしれません。

朝、寒くても日中暖かくなれば、従業員がエアコンを間引いたり送風にしたり調整してくれます。逆に私は、間引いた方が負担がかかって電気代が上がるんじゃないかなとか、色々思っていました。あと送風にするのもいいアイデアだなって考えました。

―エナッジを利用した今後の取組についても教えてください。

設定温度だけ強く言っても伝わりにくいですから、従業員が気持ちの改善にも繋がる施策を出していきたいと思います。

また、従業員が省エネについても考えて行動をし、商品だけでなくエネルギーに対してももっと意識した店舗作りを目指していきたいです。

朝礼の様子

 

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