【COP28 ドバイ現地視察セミナーレポート】 世界各国で交差する脱炭素に対する狙いから見えた、日本の脱炭素経営に求められるものとは?
2023年11月30日から12月12日までCOP28(第28回 国連気候変動枠組み条約締約国会議)がアラブ首長国連邦・ドバイにて開催されました。グリラボを運営している株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ代表取締役社長の秋田智一は日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)のCOP28視察団の一員として、参加。本記事は、その秋田による、COP28現地で得た脱炭素に対する姿勢・生の声・リアルな現状について語ったセミナーをレポートしたものです。世界各国の脱炭素動向が日本国内の政策・市場・企業に与える影響について、脱炭素ソリューションビジネスに20年以上にわたり特化してきたリーディングプレイヤーである当社ならではの視点で「2024年、必ず抑えておくべきリアルな脱炭素経営」を徹底解説します。
【本セミナー 解説のポイント】
●COP28最大のインパクト!120ヵ国が合意した、2030年までの世界目標 ー 再エネ発電量を3倍、かつエネルギー効率の改善率を2倍に ー
● COP28 3つの要点 ー グローバル・ストックテイク、ロス&ダメージ、化石燃料の段階的廃止 ー
● グローバル動向 ー 世界各国の動向と日本の現状について ー
● 1.5℃目標達成のためのロードマップ ー1.5℃目標実現の道を選ぶために残された時間と日本の課題とは ー
● 2024年、国内企業に求められる脱炭素経営 ー 企業が抑えるべき6つの脱炭素動向について ー
COP28とは?
COPとは国連気候変動枠組み条約締約国会議(Conference of Parties)の略称です。国連加盟国が気候変動対策に関して定期的に打合せをするために、1995年の開始以降ほぼ毎年開催されており、28回目の開催となるため「COP28」と呼ばれています。今回は、COP史上初の石油産出国での開催となったこともあり、開催前から国内外で大きな注目を集め、120以上の国や地域の首脳級に加え、10万名超えの参加登録という過去最高の注目を集めた会議となりました。
こちらも合わせて読みたい! >>COP28とは?これまでの軌跡や開催概要、成果についてわかりやすく解説
● COP28 最大のインパクト!120ヵ国が合意した、エネルギーに関する2030年までの世界目標
。観測史上最も気温が高い年となった2023年、気国連事務総長の「地球沸騰化」という発言が話題になるなど、その深刻さは顕在化しています。そのような状況の中、「日本の気候変動の感度は世界と違う」、それが、現地に赴き、世界のルール・セッターと直接会話することで感じたリアルな現状です。
今回のCOP28は、世界の再生可能エネルギーを2030年までに3倍(2022年比)に増やすことを議長国が提言したことでも話題になりました。そして120ヵ国がこれに合意しており、これは非常に大きなポイントだったと言えます。
前回・COP27の振り返りはこちら>> COP27エジプト現地視察 ~気候変動に対する世界と日本のギャップが浮き彫りに~【現地視察レポート】
● COP28 3つの要点 ー グローバル・ストックテイク、ロス&ダメージ、化石燃料の段階的廃止 ー
開催前から話題に挙がっていた、COP28で注目するべき3つのキーワードは、「グローバルストックテイク」「ロス&ダメージ」そして「化石燃料の廃止」です。
この記事は1月19日に開催したオンラインセミナーから抜粋したものです。
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