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節電のコツ。消費電力を抑えるためのマル秘!?テクニック【教えて!省エネ部長】

こんにちは、省エネ部長のトーヤマです。

前回は夏の省エネを5W1Hで省エネテクニックをご紹介しましたが、今回は「消費電力」から考える省エネテクニックをご紹介します。

新型コロナウイルスと闘いながら2年目の夏がやってきましたね。ステイホームを余儀なくされました。

そうなると、『家で過ごす=電気代がかかる。』みなさん実感されていらっしゃるのではないでしょうか。

アイグリッドでは、スマ電のご契約者様に定期的にアンケートを実施しています。電気にまつわること、環境にまつわることなど、一般のご家庭のみなさまがどのような意識をお持ちかお聞きするととても参考になります。電気は目に見えないものなので、こうしたナマの声をもとにアイグリッドのサービスにも活かしていきたい。そんな思いもあったりします。

さて、そんなわけで今回実施したアンケートのお題は「夏の節電に関する意識調査」。

家で過ごす時間が増えて2年目の夏、節電に対する意識に変化があったか、また節電対策としてどのようなことに取り組んでいるかをお聞きしました。

昨年のアンケート調査「コロナ禍における夏の電気使用に関する意識調査」でも1000円位あがったと回答した人が4人に1人いました。

我が家も実際、まぁまぁあがりました。省エネ部長でありながらもやはり家に居れば電力使用量は増えます!

が、省エネ部長としてやらないわけにはいきませんね。我が家で実践しているテクニックを調査結果と共にお伝えしていきましょう。

■節電意識、昨年よりさらに高まったと回答した人は2人に1人

昨年の夏と比較して、節電に対する意識に変化はありますか?

ステイホーム1年目の昨夏に電気代が増えたと感じる人が多かったわけですが、さらに今年も家で過ごす時間が多くなりそうという中、節電意識はどう変化があったかお聞きしたところ、昨年よりさらに意識が高くなったという方が2人に1人という結果になりました。

また、意識が高くなったと回答した人にその理由を質問したところ63%の人が「電気代が増えたため」と回答しています。昨年8月に実施した「夏の電気使用に関する意識調査」でも金額としては1,000円程度増えたと回答した人が25%にのぼりました。経済的な面から意識が高まったということがわかります。

節電意識が高まったという方にお聞きします。なぜ節電意識が高まったと思いますか?

■冷房の設定温度を上げることよりさらに効果的な節電対策は!?

節電対策として、あなたがご自宅で行っていることは何ですか?

そこで、実際、節電対策としてご自宅で行っていることは何かという質問をしてみたところ、「冷房の節電温度を上げる」が49.0%と2人に1人が対策として取り組んでいることがわかりました。次に、「冷房と扇風機を併用する(45.8%)」「LED照明を使用している(45.6%)」と続く結果になりました。

みなさん、いろいろな対策されていらっしゃいますね。それぞれの対策で節電にはつながっています!日々の積み重ねが大切ですから、アンケート項目となっている節電対策はこの記事をご覧のみなさんにも是非やっていただきたいです。そして、さらに節電効果を高めることとして気を付けて欲しいポイントについて紹介します。

■冷房と除湿の違い知っていますか?

ここからマメ知識となりますが、冷房と除湿はどう違うかご存じでしょうか?冷房は温度を下げるもの、除湿は湿度を下げるということはご存じだと思います。

さらに、除湿にも2つあり、弱冷房除湿と再熱除湿があります。再熱除湿は冷房よりも消費電力が多くなります。使用環境を正しく理解していないと増エネにつながってしまう、ということですね。

それを解消する方法は、「温湿度計」の設置です。私の家では、リビング中央の壁面に1つ置いており、暑い・寒いと感じたら温湿度計を見るようにしています。体感ですが、26.5℃を超えると少し蒸し暑さを感じ始めます。温度が26.5℃を超えていて湿度30%を下回っていれば「冷房」温度が26.5℃を下回っていて湿度が50%を超えている場合は、「弱冷房除湿」を使い、変化がなければ「再熱除湿」を使うようにしています。

実は、冷房の設定温度を上げれば良い、というわけでもないということなのです。

■最も消費電力量(kWh)が多いイメージの家電はエアコン。消費電力として多いのは、実は…家電そのものではなかった!

最も消費電力量(kWh)が多いイメージがあるものはどれですか? 

「節電対策」としてエアコンの設定温度を上げる人が多かったという結果がわかりましたが、併せてどんな家電で消費電力が多いイメージを持っているか質問したところ、約6割の人がエアコンと回答しました。さらに冷房が40.1%、暖房28.6%と夏の冷房の方が長時間に渡り使用していることで消費電力が多いと感じている方が多いと考えられます。

 実は家電そのものの消費電力を意識するのではなく、待機電力を抑えることで節電に対してより効果を実感することができるのです。待機電力を抑えるためにオススメなのは、電源タップの活用です。TV周りとキッチン周りに1つずつ電源タップをご用意頂き、使うときに使う分だけ電源をオン、終わったらオフ。これを徹底できれば夏場だけでなく、年間の節電につながります。

 今年の夏も猛暑が予想され、エアコンが欠かせない日々が続きそうです。電気代がもったいないからとエアコンの使用を控えるのではなく、温度と湿度のバランスをはかり、待機電力を抑えて適切な電力使用でこの夏を乗り切りましょう。

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