
循環型電力サービス記者発表会レポート~“捨てない再エネ”でGXをリード 全国1,200施設以上の太陽光由来の再エネを地域でシェア~
2025年7月9日、アイ・グリッド・ソリューションズでは、脱炭素とコスト削減を両立する新サービス「循環型電力」を開始しました。サービス開始に伴い、同日、報道関係者向けの発表会が実施されました。今回は発表会についてアフターレポートとしてご紹介します。
新サービス「循環型電力」とは
新サービス「循環型電力」は、構造上の理由で太陽光パネルが設置できない施設などに、アイ・グリッドの発電施設で生み出した再生可能エネルギー(以下、再エネ)を提供するサービスです。多くの企業で「脱炭素に取り組みたいが、設置場所やコストの問題で踏み切れない」という課題を抱える中、太陽光由来のエネ電力を企業内や地域内でシェアすることが可能です。
発表会では、循環型電力をサービス化した背景や市況について、代表取締役社長の秋田氏から、サービスの特徴についてエナジートレーディング部部長の那須氏から説明がありました。
国内の再エネ課題・捨てない再エネを活用する仕組みとは
秋田氏のパートでは、国内の再エネの課題や「循環型電力」としてサービス化した背景などが語られました。「第7次エネルギー基本計画では、2040年度におけるエネルギー需給の見通しとして、再エネ比率を2倍にし、特に太陽光は3倍にする方針を発表しています。しかし、その一方で、太陽光発電は天候に左右される、設置の適地がないなどの課題も抱えており、さらに、太陽光の設置場所として屋根上が推進はされているものの、構造上の制約で設置が困難な施設もある」と語る。
そこで、アイ・グリッドでは、2017年より既存の屋根や駐車場を活用することで、自然に負荷をかけない再エネを推進、全国1200施設以上の分散型太陽光発電施設を開発しています。また、デジタルと予測の技術を用いた独自の「余剰電力循環スキーム」によって余剰電力を活用できる仕組みも構築。このスキームを活用した施設も2025年7月現在で、300施設を超え、その施設で使い切れない余剰電力の新たな活用法として「循環型電力」が誕生しました。
自家消費する以上に生み出した再エネを地域で循環
後半のエナジートレーディング部部長の那須氏からは、サービスの特徴がについて紹介されました。
「循環型電力」とは施設の自家消費量以上に生み出した再エネを、地域でシェアする循環型の脱炭素ソリューション。「アイ・グリッドでは全国1,200施設以上のオンサイトPPAの施設を開発しており、そのうち約300施設では自施設で使いきれない電力、いわゆる“余剰電力”を生み出しています。これらの施設で生み出された再エネを同企業の他施設や、グループ施設、他社施設など屋根上に太陽光発電設備が設置できない施設に再エネ電力として供給します。さらに、価格を20年間固定価格とすることで、安定的な電力調達が可能となります。」と那須氏は語る。
今回新たに開始した「循環型電力」のサービスで、余剰電力を循環活用することで、企業の再生エネの導入と電気代のコスト削減の両立を後押ししていきますと抱負を語りました。
アイ・グリッド・ソリューションズでは、再エネを経済的に長期固定単価で調達できるサービスを提供しています。ぜひ、アイ・グリッド・ソリューションズにお問い合わせください。
循環型電力 | iGRID GX Solution
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